地下水に恵まれた「水都」として、生活に必要な施設が充実する「大垣」駅周辺エリアの魅力について聞きました/大垣市 広報・都市プロモーション課 小島さん・清水さん
都会的な利便性がありながら、豊かな自然も広がる大垣市。地下水が豊富な「水都(すいと)」として、「水」を基盤に、人々の生活が育まれ、産業の発展にもつながってきました。また、日本のほぼ真ん中に位置していることから、東西の文化や人々が混ざり合い、移住者にとっても住み心地の良さを感じられるようです。大垣市がどのようなまちか「大垣市役所 広報・都市プロモーション課」にお伺いすると、便利な買い物スポットや施設がそろい、子育てファミリーやシニア層への支援が充実していることが分かりました。

豊かな水で発展し、多様な文化が入り混ざる大垣市
――まずは大垣市の概要とまちの成り立ちを教えてください。
小島さん:大垣市は岐阜県西部に位置する、西濃圏域の中心都市です。「大垣」駅周辺は商業が盛んですし、自然豊かな里山に囲まれた「上石津地域」もあり、ほどよく都会でほどよく田舎である地方都市です。
松尾芭蕉の奥の細道のむすびの地となる場所があったり、関ヶ原の戦いで石田三成の本拠地となった大垣城があったりと歴史が多く残るまちで、古くから地下水に恵まれており、みなさんに使っていただける井戸水(自噴水)が市街地に10箇所以上ある点が特徴です。

小島さん:大垣市の暮らし、産業、交通、娯楽は元をたどると、地下水がルーツになっていることが多くあります。かつて駅の北側は水を大量に必要とする紡績工場が大垣の地下水を活用して栄え、軒を連ねました。駅の南側には、商店や飲食店が立ち並び、紡績工場で働く人々を中心ににぎわいました。現在では紡績工場跡地にショッピングモールができるなど利便性が向上し、新しいまちへと変化しつつ、雰囲気のある喫茶店などの昭和レトロなまち並みが今も残っていて、色々なお店が混在し、市民に愛されるエリアとなっています。

――交通アクセスについてはいかがでしょうか。
小島さん:「大垣」駅から30分ほどで名古屋へ行けるので、遊びに行くにも、通勤にも便利な交通アクセスとなっています。
大垣市は日本のほぼ真ん中にあるので、新幹線を利用すれば、東西どちらへも移動が便利です。交通の利便性の歴史的な背景として、明治から大正期にかけて紡績工場の誘致が進み、製品を輸送するために鉄道網が整備されました。水があったからこそ、紡績工場ができて産業が発展して人が集まり、交通網が発達したという背景があります。
――東西が混ざり合った文化があるのでしょうか。
小島さん:そうですね、東西の交通の要衝である大垣市には多種多様な文化が入り混じっています。例えば、5月に開催される「大垣まつり」で13両の軕(やま)が出ますが、からくり芸を奉納する軕もあれば、子どもたちが舞踊を披露する軕もあり、関西圏と関東圏の両方の特徴がある軕が曳かれます。そうした希少な文化が息づいているということで、国重要無形民俗文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

暮らしやすくて働きやすい、経済的にも気持ちも、豊かな暮らしを目指せるエリア
――東洋経済新報社の「住みよさランキング 2023」で岐阜県内1位に輝きましたが、大垣市の住環境の魅力をお聞かせください。
小島さん:東洋経済さんの「住みよさランキング」は安心度、利便度、快適度、富裕度が指標になっていて、大垣市はその中でも富裕度を高く評価していただきました。これは、安定した働き口がたくさんあり、市内に上場企業が多数ある点が要因になっているのではないかと考えています。
安心度や利便度では、「大垣市民病院」や「大垣徳洲会病院」といった総合病院がありますし、「アクアウォーク大垣」をはじめ、市内に大きいショッピングモールが何か所もあること、また、飲食店や小売店が大垣市内に数多くある点が挙げられます。
――先ほどのお話にもありましたが、「水都」とも称されるほど地下水に恵まれているとのことで、水道料金も安く、家計負担も少ないとお伺いしました。こちらについても詳しくお聞かせください。
小島さん:全国的にみても、岐阜県は水道料金が低く、大垣市はさらに県内の平均を下回ります。安くできる理由は、豊富に湧き上がる地下水を汲み上げて水道水にしているからです。水量が豊かであることに加え、市内にある井戸水(自噴水)の水質も水道水の基準値に限りなく近い数値のため、自宅に持ち帰って利用される方もいます。井戸水は地下200mの深井戸から汲み上げるので、温度が一定です。大垣市は井戸水を使った梨の栽培も盛んですし、豊富な水流で育てるわさびづくりをされている方もいます。
充実の子育て支援、シニア層の健康を考えたウォーカブルなまちづくりで、いつまでも暮らしたくなる大垣市
――「子育て日本一」を目指されている点からも、子育て世帯向けへのサポートの充実ぶりがうかがえますね。
清水さん:大垣市は全国的にも早い段階から子育て世帯のサポートに取り組んできたという基盤があり、医療費助成の高校生世代までの拡大は平成24年4月からで、県内では初、自己負担分の全面助成については東海4県の市で初めて行いました。
子育て支援の制度や取り組みがさまざま充実しているので、子育てに役立つ情報は「大垣市子育てハンドブック 水都っ子」にまとめています。

――父親向けの読み物もあり、制度やサービスが充実していることがわかるハンドブックですね。ファミリー層が安心して暮らすための、市独自の制度や取り組みなどがあれば教えてください。
清水さん:「エンゼルサポーター事業」といって、サポーターが家事や育児の援助を行う事業や「家庭訪問型子育て支援ホームスタート事業」といって、ホームビジターが家庭を訪問して相談を受けたり、一緒に家事や育児をする事業があります。また、お出かけがしやすいように、親子や妊娠中の方が路線バスを利用した時は運賃が無料になる「親子バス利用支援事業」、双子などの多胎児がいるファミリーにはタクシーチケットの交付が受けられる「多胎家庭おでかけアシストタクシー事業」があります。
さらに、第2子以降の子を出産した場合、お祝い金が10万円支給される岐阜県の事業がありますが、第3子以降の子を出産した場合は上乗せで、大垣市からも5万円を支給します。

清水さん:また、大垣市は「こどもまんなか応援サポーター宣言」をしていまして、大垣市こども未来条例の制定など、多岐にわたる取り組みをしています。保育園等に関しては、大垣市では保護者の育児休業取得に伴い、保育園等を利用している上のお子さんが退園となる「育休退園制度」を廃止していますので、ご希望であれば、上のお子さんは保育園等を継続してご利用いただけます。
――ファミリー向けの施設や公園はいかがでしょうか?
清水さん:「大垣」駅の近くには、芝生広場や大型遊具のある「大垣公園」があります。屋内施設なら「キッズピアおおがき」があり、子どもたちが遊具で遊ぶだけでなく、月齢の近い赤ちゃんを連れて大人同士が会話できるおしゃべり会や、親子であそべるお楽しみイベント、ベビーマッサージなどにも参加いただけます。
――駅周辺に総合病院があるなど、「歩いて暮らせるまち」として、シニア層も住みやすい環境が整っていますね。
小島さん:生活に必要なものが徒歩圏内でそろうということで、シニア層にも生活がしやすいまちでもありますし、大垣市では「水都生き活き健康プロジェクト」に取り組んでいます。生涯のうち、健康で自立して暮らせる期間を健康寿命といい、人生をより充実したものにするために、健康寿命を延ばすことが不可欠です。そのための基盤作りを大垣市全体で進めており、具体的には「生活習慣病の発症予防・重症化予防」「生活習慣の改善」「生涯を通じた健康づくり」の3つに取り組んでいます。

――具体的にどのような取り組みをされていますか?
小島さん:「健康づくりはウォーキングから」の考えから、大垣市はウォーカブルなまちづくりに取り組んでいます。月1イベント「まちなかスクエアガーデン」は、大垣駅通りアーケードや大垣公園などを会場に、マルシェ、ステージイベント、ブックフェアなど、歩きながらさまざまなイベントを楽しむことができます。併せて「水都生き活きウォーク」や「ウォーカブルスタンプラリー」を開催し、シニアから子どもまでみんなで楽しみながら、自然に歩けるイベントを企画しています。
商業施設や総合病院など暮らしに欠かせない施設がそろう「大垣」駅北側エリア
――大垣市の中でも「大垣」駅周辺の中心市街地に住むことの魅力をお聞かせください。
小島さん:「大垣」駅の南側には商店や、飲食店がたくさんあります。東西への交通アクセスがよく、人が行き交うエリアであることもあり、いろいろなジャンルの店舗や昭和の雰囲気が残る店舗があります。「大垣」駅の北側にはショッピングモールや大型スーパー、総合病院など、生活に必要な店舗や施設が集まっていまです。「大垣」駅周辺に住めば、生活全てが成り立つ魅力があります。
生活の利便性が良いだけでなく、大垣城、神社仏閣、「大垣まつり」のような、歴史の背景も感じられますし、豊かな水のある風景など、いろいろなものがぎゅっと詰まっているエリアです。

――個人的におすすめしたい、大垣市中心部のおでかけスポットやイベントがあれば教えてください。
小島さん:大垣市の中心部は、利便性もありますが、歴史と共に生活ができる場所でもあります。市内を流れ、市民に親しまれる「水門川」は、元は大垣城の外堀でした。地図を見ると徒士(馬に乗らない武士)が住んでいた「歩行町(おかちまち)」や鷹匠が住んでいた「鷹匠町(たかじょうちょう)」など、古い城下町の名残の地名があります。大垣城のお殿様にお菓子を贈呈していた和菓子屋さんが現在もありますので、是非訪れてみてください。
清水さん:私自身、小さい子ども2人がいて、「大垣公園」や「キッズピアおおがき」によく行きます。「キッズピアおおがき」は先ほどもお話ししましたが、親にとってもありがたい施設で、子ども1人をトイレに連れていく間、スタッフさんがもう1人を見守ってくださるので、安心感をもって出かけられる場所です。ここでは一時預かりもしていて、ゆっくりご飯を食べる時間がつくれるなど、大垣市は子育て家族への支援も充実しているなど感じています。
――最後に、これから大垣市で暮らすことを検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
小島さん:大垣市は都市の利便性と自然の豊かさの両方を兼ね備えたまちです。経済的にも時間的にも、そして空間的にもゆとりのある暮らしができるのも、地方ならではの魅力です。子育て世代からシニアの方まで、それぞれのライフステージに応じた行政サポートも充実していますので、幅広い世代の方に選んでいただけるまちだと思います。
特に「大垣」駅周辺はウォーカブルなまちを目指し、日常の買い物施設や医療機関などが充実しており、名古屋へのアクセスも良いので、車に頼らない生活も可能です。一度、駅周辺を訪れていただくと、魅力を実感していただけると思います。豊かな水と歴史に恵まれた大垣市でぜひ、新しい生活を始めてみてください。

大垣市 広報・都市プロモーション課 都市プロモーショングループ
主任 小島大知さん
主事補 清水和世さん
所在地:岐阜県大垣市丸の内2-29
電話番号:0584-81-4111(代表)
URL:https://www.city.ogaki.lg.jp/
※この情報は2025(令和7)年10月時点のものです。
